2007年10月11日
Google Inc. (米国カリフォルニア州、CEO: エリック シュミット)は、本日、Google 検索アプライアンス バージョン 5.0 (以下、GSA 5.0)の提供を開始しました。
これにより、Documentum、IBM の FileNet、OpenText の Livelink や Microsoft SharePoint など、企業向けコンテンツ管理システムに安全にアクセスが出来るユニバーサル検索機能を提供します。
同時に、新しい Google Enterprise Labs™ を開設し、そのサイトで将来のビジネス検索技術、検索対象範囲、セキュリティ、関連性に関する改善情報を提供できるようにしました。
Google エンタープライズ担当副社長兼ジェネラルマネージャーの Dave Girouard は、このたびの提供開始にあたり、以下のようにコメントしています。
「Google 検索アプライアンスを最初に発売した5年前には、企業内の検索を Google.com の検索と同様、簡単に、且つ、効率的にするというビジョンがありました。グーグルが持つ検索に関する深い知識、ファイアウォールの内側にある環境の更なる理解とその管理を組み合わせることで、企業が迅速に情報に対応することをサポートします」
新しい GSA 5.0 より、新しく提供されることとなった「ユニバーサル検索」 (異なる情報源であっても、ユーザーが質問を入力するたびにそれらを横断する形で検索し、最適の回答を得られる方法を示す用語) を利用することが可能となります。この技術は、コンテンツが異なるの情報源に分断されている企業にとって極めて重要なものです。
異なる情報源に分断されているコンテンツをよりアクセスしやすい形とし、企業のより多くのコンテンツに到達するため、GSA 5.0 は ECM 全てにアクセスするためのエンタープライズ コネクター フレームワークを提供します。このフレームワークにより、検索対象としての 220 のファイル形式と、既にカバーしている、ファイルシェア、イントラネット、データベース、アプリケーションまたホスティングされているサービスの検索対象範囲が拡張されます。拡張に必要なコネクターはオープンソースとして以下が含まれます。
また、セキュリティは、以下に対応するために拡張されました。
マイクロソフトの統合 Windows 認証への対応
企業内の検索体験を改善するための専用サイト Google Enterprise Labs™ (http://www.google.com/enterprise/labs/) にて、ビジネス向け検索に関するイノーベションをいち早くアクセスできる環境を提供できるようになりました。
Google 検索アプライアンスは、2002年 (日本国内では2005年4月) に発売され、その後ビジネスは毎年倍に成長してきました。現在は、1万社を超える企業が社員の組織内情報検索に役立てるために Google 検索アプライアンスを活用しています。
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